
ランドセルの容量ってメーカーによって違うの?
大容量ランドセルを選んでおけばよいよね。
大容量ランドセルにもメリットとデメリットがあります。



小さくて荷物が入らないランドセルよりも大容量ランドセルのほうがよいですが、デメリットも理解した上で選びたいですね。
今回は、たくさん入る大容量ランドセルのメリットデメリット、各社のサイズを調査していきましょう。


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大容量ランドセルのメリットデメリットは?





大容量ランドセルならたくさん入るからよいことだらけだと思ったけど、デメリットもあるんだね。
たくさん入ることは、大容量ランドセルの大きなメリットですね。



メリットデメリットをそれぞれみていきましょう。
大容量ランドセルのメリット



まずは大容量ランドセルのメリットから教えて!
大容量ランドセルのメリット
- ランドセルにたくさん収納できる
- 手提げバッグなどの手荷物が減る
今の小学生は1人1台だブレットを支給されています。
ですが教科書やノートの冊数は減らないため、荷物は増える一方。
数年前よりもたくさん入る大容量ランドセルが求められているのです。



手荷物が多ければ、転倒時にも危険です。
小学生の持ち物は、タブレットや教科書だけではありません。
毎日必要な持ち物 | ・教科書(国語・算数・理科・社会など) ・計算ドリル ・漢字ドリル ・ノート(教科ごと) ・連絡帳 ・自由帳 ・プリントを入れるファイル類 ・ふでばこ ・おはしなどの給食セット ・水筒 |
---|---|
日によって必要な持ち物 | ・上靴 ・体操服 ・給食袋 ・雨具 ・図書室で借りた本 ・タブレット ・算数セット ・絵具セット ・書道セット ・リコーダー ・国語辞典 ・粘土・粘土板 ・工作に使う材料 など |



こんなに持ち物が必要なのね…。
学校によっては、宿題に使用しない教科書は学校へおいて置くことを推奨している場合もあります。
ですが、あまり入らないランドセルよりも大容量ランドセルのほうが手荷物も少なく、お子さまの負担を減らせるでしょう。
こちらでもランドセルの大きさを調査しています。気になる方は合わせてチェックしてみてくださいね。


大容量ランドセルのデメリット



大容量ランドセルのほうが荷物も少なく負担を減らせるなら、デメリットって何なの?
大容量ランドセルのデメリット
- たくさんの荷物を入れすぎると重くなる
大容量のため荷物が入りすぎて、お子さまの負担が大きくなってしまいます。
教科書などを入れたランドセルの重さの平均は、4.28kgもあるそうです。





特に低学年のお子さまの場合、重みでバランスを崩したり姿勢が悪くなったりと成長に影響がないとも言い切れません。
持ち物の量を考えると大きいランドセルを購入する必要はあります。



デメリットを理解してランドセルに詰め込みすぎないよう、お子さまと話し合いましょう。
大容量ランドセルはどれ?人気メーカー15社を比較



大容量ランドセルがいいのはわかったけど、どれくらいの大きさのランドセルを選べばいいの?
それでは人気のランドセルメーカー15社のランドセルの大きさを調査していきましょう。
大容量の基準として、大マチ(教科書などを入れる部分)の内寸マチの大きさで比較します。


人気メーカー15社・ランドセルサイズを比較!



それでは見ていきましょう。
調査したシリーズ | 内寸 高さ×横×マチ幅 | 外寸 高さ×横×マチ幅 | |
---|---|---|---|
土屋鞄ランドセル | No.1 RECOベーシック 牛革ハイブリッド | 31.0×23.2×12.5cm | 32.3×26.0×19.1cm |
grirose(グリローズ) | No.1|フルールグロス ドリームピンク | 31.0×23.5×12.5cm | 33.0×26.5×21.5cm |
池田屋ランドセル | No.01 防水牛革プレミアム シンプルステッチ | 31.2×23.3×12.2cm | 34.5×26.0×20.0cm |
フィットちゃん | グッドボーイDX | 31.0×23.3×12.0cm | 34.5×26.0×21.0cm |
セイバン | モデルロイヤル クリスタル | 31×23.5×12.5cm | 33.5×26.5×20.5cm |
水野鞄店ランドセル | ハネッセル BOY スポーティーコスモ | 31.0×23.0×13.5cm | 記載なし |
カザマランドセル | ハナ♡ハナ | 31×23.5×12cm | 33×25.5×20.5cm |
conosaki (コノサキ) | basie クラリーノ 全かぶせ | 31×23.5×12.5cm | 32.5×25×20cm |
くるピタ | くるピタ | 31×23.3×12cm | 記載なし |
モギカバン | ユニバーサル アンティコ | 31.0×23.5×12.5cm | 33.0×26.5×22.0cm |
ユーアンドアイ | ランドセル コードバンプレミオ | 31×23.5×11cm | 31×24×19.5cm |
黒川鞄工房 | シボ牛革 | 31.3×24×13cm | 34.5×26.5×20cm |
ララちゃん | アクティブR | 32.0×24.0×12.5cm | 35.0×27.0×22.0cm |
キッズアミ | キッズアミ ワンダフルポッケ | 31.0×23.5× 13.5cm | 記載なし |
アラタ | アラタ | 32.5×24×15cm | 34.5×27.5×20cm |



アラタのランドセルだけ、特にマチが大きいね。
アラタのランドセルは、大マチと小さいポケットのみの設計で、中マチがありません。





中マチがなくたくさん入りますが、詰め込みすぎに注意が必要です。
人気メーカー15社・大容量ランドセルランキング!
続いては、大マチの大きさランキングです。
順位 | ランドセルメーカー | シリーズ |
---|---|---|
1位:15cm ※中マチなし | アラタのランドセル | アラタ |
2位:13.5cm | 水野鞄店ランドセル | ハネッセル BOY スポーティーコスモ |
キッズアミ | キッズアミワンダフルポッケ | |
3位:13cm | 黒川鞄工房 | シボ牛革 |
4位:12.5cm | 土屋鞄ランドセル | No.1 RECOベーシック 牛革ハイブリッド |
grirose(グリローズ) | No.1|フルールグロス ドリームピンク | |
conosaki(コノサキ) | basie クラリーノ 全かぶせ | |
セイバン | モデルロイヤル クリスタル | |
ララちゃん | アクティブR |
今回調査したメーカーの大マチの幅を見ると12.5cm前後が最も多く、現在の主流サイズとも言えそうです。
とはいえ「マチが12.5㎝未満のランドセルは小さい」という訳でもありません。



教科書の厚さはだいたい7mm程度のため、5mm大きい程度では教科書1冊分にも満たないからです。


1㎝の差があっても、教科書1~2冊分程度しかありません。



マチの差が0.5~1cm程度なら、そこまで気にしなくてもよいとは感じます。
ランドセルの選び方は大容量・マチの大きさだけではない!



他にもランドセル選びで気をつける点ってある?
ランドセル選びで大切なのは、大マチのサイズだけではありません。
ランドセル選びのポイント
- A4フラットファイルが入る幅を選ぶ
- 小マチ・前ポケットの機能で選ぶ
- 防水機能など水に強いものを選ぶ
- 補償の範囲で選ぶ
A4フラットファイルが入る幅を選ぶ
現在の小学校では、教科書やノート・プリント類はA4サイズを使用していることがほとんど。
そのため、A4フラットファイル(約31cm×23cm)が入るランドセル幅が必須です。
ランドセルがA4フラットファイルサイズに対応していないと、教科書やノート・ファイルなどを入れられません。



最近のランドセルはA4フラットファイル対応サイズがほとんどですが、購入前には念のため確認しておきましょう。
小マチ・前ポケットの機能で選ぶ
小マチ(メイン収納部の手前にあるポケット)や前ポケットは、文房具や小物を整理して収納に役立ちます。
自宅の鍵を持ち歩く子どもなら、ぱっと見て鍵を持っているとわからないよう、ランドセルのポケットに入れるほうが安全です。


ランドセルによっては、前ポケット内にDカンがついているものもあります。
Dカンにリールのついたキーケースをつけておくと外から見えず、鍵を持っているとすぐに悟られないでしょう。
防水機能など水に強いものを選ぶ
傘をさしていても、ランドセルまでしっかり傘に入っておらずランドセルもランドセルの中身もびしょ濡れ…ということも低学年ではよく起こります。



教科書が濡れてシワシワ…とかありそう。
防水機能があるランドセルを選んでおく方が安心だね。



防水機能のあるランドセルだと雨の日のお手入れも楽ですよ。



防水・撥水・耐水ってどう違うの?
防水・撥水・耐水の一般的な違い
- 防水:水を通さない機能
- 撥水:生地の表面についた水をはじく機能
- 耐水:水に強い性質



それぞれ役割は違いますが、防水機能など水に強いランドセルなら、中に水がしみこまない・革のお手入れが楽ですね。
補償の範囲
補償内容は特にチェックしておいた方がよさそうです。
ランドセルメーカーによって、主に次の2パターンに分かれています。
ランドセルの保障内容のポイント
- 破損の理由を問わず壊れていたらすべて無料修理
- 故意や事故による損傷は有料
どんな理由でランドセルの修理が必要となるかわかりません。
もし可能なら「破損の理由を問わず無料修理」のランドセルメーカーから選んでおくと万が一のときも安心ですね。
※破損の原因を問わず無償修理のメーカーでも、使用上問題のない傷や汚れ・自然災害や火災などによる消失は無料修理保証の対象外です
ランドセルの6年間無料修理保障について詳しく調査しています。気になる方は合わせてチェックしてみてくださいね。


ランドセルの重さは?



ランドセルの重さは重要じゃないの?
重いと大変そうだよね。
もちろん重いよりも軽いランドセルのほうが、お子さまへの負担が軽減されます。
ですが、数百gの差ならそこまで重要視する必要はないと個人的には感じます。



教科書1冊だけで300gほどあるため、もし数百gの違いでどちらのランドセルにするか悩んでいるならどちらでもよいと思います。
どのメーカーも肩ベルトを厚くしたり体にフィットするよう考えたり工夫されているため、ランドセルの重さそのものよりも背負いやすさを重視するとよいでしょう。



まずはカタログ請求をして気になるランドセルを見つけたら、店舗やレンタルで試してみるのがおすすめですよ。
ラン活の参考に!ランドセルのカタログ請求先一覧



ランドセルのカタログ請求先を一覧にまとめました。
それぞれ請求してラン活の参考にしてくださいね。
大容量ランドセルがおすすめ!詰め込みすぎに注意



大容量ランドセルがおすすめだけど、詰め込みすぎないようにすることも大事なんだね。



低学年のあいだは、一緒に翌日の準備をしながらアドバイスするのもおすすめです。
ランドセル選びの参考にしてくださいね。